nailsalonFのfumiさんがネイリスト代表として開発中のデスクライトのために アドバイザーとして参戦!プロユースの照明メーカーLuciが作った試作デスクライト第1号に対してリアルな声を聞かせてくれました。現場目線のリアルな声を代弁した対談をご紹介。

明るさ・色の見え方・カメラ撮影
ネイリストが欲しいつの性能 3チェック!

①サロンの中と外でネイルの色が変わらない照明が欲しい!

デスクライトの下で見たネイルカラーと、施術後に太陽光で見た時に色が違うと残念。Luciのライトは本当の色をそのまま表現できる。

②携帯でもカメラでもキレイな写真を簡単に撮りたい!

今やSNSでキレイなネイル写真を投稿することは集客とも直結する。でも白飛びしたり、暗すぎたり…。簡単にキレイな写真が撮れる照明を目指す!

③もうデスクライトが施術の邪魔にならない!

手元の明るさを求めるあまり、デスクライトが頭のあたりで邪魔に感じたことは?開発中のライトは、女性の座高に配慮して邪魔にならない設計に。

fumiさん×Luci商品開発 斎藤さんがデスクライトのアイディア出し!

手元の明るさ

写真左が一般的なデスクライト。お客様はもちろん、ネイリストの施術中に邪魔にならないよう開発中のデスクライトは20cmほど高い位置に設定!

fumiさん(以下、F):まず照明自体に高さが欲しいというのは最初の打ち合わせでお伝えしました。サロンワークでは手元の明るさを重視しすぎるとお客様の目線の高さまでデスクライトの傘が低くなりがちなんです。

齋藤さん(以下、S):この試作は女性の座高を考えて設計してみました。 高さは上げながらも、かつ明るさをどれだけ確保できるかに挑戦してみました。

F:明るさも欲しいんだけど、照明の大きさ自体はコンパクトにしたいんです。施術の時に邪魔になっちゃうからこの試作品だと長すぎちゃう。

S:そうですね、今後はこの2/3のサイズまで小さくするようにします!

F:もっと言うと、小さいのに机の端まで明るいっていうのが理想。自分の肩幅よりも広めの範囲まで明るさは欲しい。お客様って両手を出して施術するから、広範囲に明るくしてくれるだけで施術がしやくすなるんです。

S:これは試作品なので直下で光を照らしていますが、照明を小さくしても広範囲の照射は実現可能です! また明るさも調節できるように開発中です。

F:そして施術面で1番大切なのは色!施術した時に机の上で見たジェルの色と自然光で見た時の色が同じっていうのは絶対お願いしたいです。お客様からのクレームで大変なのは施術が終わって帰る時に「思ってた色と違うから直して」って言われること。この色問題が解決できたら最高です!

S:照明には色味と明るさの2つの軸があり、fumiさんが仰る色の再現度に強い商品。元々、印刷業界などでは色の再現に強い照明を使っているのですが、それをネイルに使うっていうメーカーさんは今までになかったんじゃないかなと思います。

F:あとネイルサロンあるあるで言えば、施術中に照明の首がどんどん下がってきちゃうの…。(と言いながらライトを直す)

S:これもfumiさんから最初にご指摘頂いていました。今は優しく直して頂いたのですが、本来はダメな部分。改良品はさらに小さく、軽量化する予定なのでこの問題も解決させます!


ネイル撮影

写り込みを縦ラインに

F:私が今使っているのはスポットタイプの照明で、これで撮影もしてるんですが、やっぱり横に長いライトの方がワンカラーはキレイに光のラインが入る。

S:実際に他のネイルサロンでもこの横長タイプを使っている方が多いんですよね。

F:スポットライトの悪い点は写真撮影をするとき写り込む光が目玉焼きのように二重の丸になっちゃうんですよね。ワンカラーには1本の光が入った方がカーブがキレイに見えるけど、例えばデザインを描き込んだネイルの撮影には小さい丸が写り込むくらいがベスト。デザインによって写りこむ光が変えられたら嬉しいな。

S:この写り込みに関しては解決策があります! この1つの照明でライン状の写り込みから丸の映り込みまで、ネイルサロンのご希望によって変えられるものを制作中です。

F:この試作だと写り込みが結構強めに、鋭く出ちゃうからもう少しふわっとした光になるともっと良いな。あまり細くて濃い写り込みだとそういうデザインに見えちゃうし、ふわっとしてる光の方が仕上がりをごまかせるの(笑) 

F:あと私はミラーレス一眼でネイルの撮影をしてるんだけど、照明の下で見るネイルの色と自然光で見る色、それと撮影する時のモニターの色を一緒にすることって出来るのかな?

S:やっぱりLED照明だと肌色が青っぽく見えたりしちゃうんですよね。

F:この試作でも結構キレイに見えてるんだけど、ここまでこだわれたらすごいよね!

試作ライトではキレイなラインが出るワンカラー用と、写り込みが小さいデザイン用に光を調節することができるように!
NG例。スポットライトは写り込んだ光が二重の輪になってしまう。
OK例。写り込みを小さく。

機能&デザイン

遮光されているので眩しくない!
明るさはかなり強いのに遮光板のおかげでこちら側に光が漏れて来ないので、施術者もお客様も嬉しい♡

F :最初の打ち合わせではホワイトでお願いしたんですが、良く考えるとホワイトだと施術中に視界に入って邪魔になる気もします。だからもう少し落ち着いたライトグレーとか、サロンに馴染む色がいいのかも。

S:ダークグレーはfumiさんの落ち着いたサロンの空間にも合ってますよね。

F:ネイルをする方ってOLさんや働いている方が多いんですよね。だからうちのサロンはオレンジ系の落ち着いた照明にして目を休めて欲しいんです。デスクライトだけ十分な明るさがあれば、照明自体は目立たなくて良いんです。

S:今のご意見って貴重で、デスクライトの光がとてもまぶしいと感じてらっしゃる方って多いと思うんです。そこでこの試作には遮光板を付けてみました。これは片面に装着していますが、遮光することでお客様と施術者の目の疲れも軽減できるようなオプションを取り付けたいと考えています。

F:優しいでしょ~。もうね、みんなに優しいライトなの。

S:この遮光板にはネームカード等も挟めるようにしたいと思っています。お客様への自己紹介やメニューなどのメモを挟んで接客に活用して頂きたいですね。

F:お客様も担当者の名前忘れちゃったりとかするし、趣味とか書いとけば会話のネタにもなるから良いよね。

S:fumiさんのお話を聞いていても感じるのですが、デザイン性は私たち照明メーカーの課題でもあります。ネイルサロンに来るお客様は空間も楽しんでいらっしゃるけど癒されにも来てるんですよね。今回の試作は見ての通りかなりデザインがダサいので(笑) ここは色々なお声を大切にしながら、どんなサロンでも愛される照明を商品化していきたいと思っています。

名刺やカードを挟む
遮光板の上部分はネームカードやドリンクメニュー、メモなどちょっとしたカードを挟めるように!

INFO
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@luci.co.jp