2021.09.30
人と違うが魅力になる。ネイルサロンのブランディングとは?【愛されるネイルサロンの作り方】
ネイルサロン開業コンサルタント川上笑子さんが、全国のネイリストから受け取ったサロンワークのリアルな悩みをこの企画ではまるっと解決していきます! 今回はネイルサロンのブランディングについて。2つのサロンの具体例と共に、ブランディングの大切さをご紹介します。
01.ピオニーネイルのブランディング
1.お花 2.上品 3.アンティーク 4.ピンクとベージュ
一流ホテルのコンシェルジュだった経歴を生かし、丁寧な接客や品のある所作をポイントに【上品】を決定。さらに10年続けているフラワーアレンジメントの趣味から【お花】、加えて【アンティーク】というキーワードを設定。
●フラワーリースは手作り
入り口入ってすぐ、目の前に見える可憐な花たち。結婚式のブーケを担当するほどの腕前を持つフラワーアレンジメントの技術とテーマである【お花】でまずはお客様をお出迎え。このアレンジメントは物販としても販売としても販売。
●ジェルはピンクとベージュに特化
【上品】なネイルに欠かせない色、ピンクとベージュはサロンのキーカラーに設定。カラージェルも合計170色ものラインナップ。お客様を迎える時には机の上にこのカラーチャートを準備して印象づける工夫も。これがブランディング! もちろん他のカラーも豊富なラインナップ。
●ホスピタリティは一手間を大切に
1人1人のお客様が来店するたびにメッセージカードを準備。ホスピタリティのある前職を生かしたおもてなしを。またローマ字で自分の名前を添えることで、名前を覚えてもらうきっかけにも。
02.モリノネイルのブランディング
1.癒し 2.自然 3.グリーンとベージュ
エスティティシャンという経歴を経て、お客様に【癒し】を提供。さらにサロンの周囲に自然が多いという環境を生かした【自然】をテーマに設定。ゆくゆくは癒しというキーワードでスパメニューなどを充実させる予定。
●キーカラーのグリーンの壁がお気に入り
サロンスペースの扉を開けると目に入ってくるキーカラーでもあるグリーン。壁紙はサロンの大部分を占めるので、テーマに合わせて変更するのもおすすめ。
●小物類も自然や癒しを意識して揃える
モリノネイルというサロン名ももちろんテーマから決定。【自然】と【癒し】に合わせて、ハンドタオルもナチュラルなものを準備。名刺も可愛い!
メニューもモリノネイルらしいデザインでしっかり製作。この一手間がサロンの個性を表現する。オンライン決済の導入などにもメニューは必須なので用意するのも◎
●小さな部分も世界観を意識する
サロンメニューのキーとなる定額プランには、らしい名前を設定。北欧っぽい、ナチュラルで可愛らしいインテリアはまさにサロンを体現する部分。個人サロンもできる範囲で世界感の設定!
エプロンをしないで施術?なんて思っている方もいるかもしれませんが、このベージュのワンピースはサロンの制服! エプロンをしなくても、この制服があれば個性も施術もOK
取材協力ネイルサロンのご紹介
モリノネイル 笠井鮎未さん
埼玉県ふじみ野市
9:15~15:00
ピオニーネイル 千田麻子さん
神奈川県横浜市神奈川区新浦島町
050-3579-4456
ネイルサロン開業コンサルタント
川上笑子さん
サロンやネイルスクール経営を経て、現在では全国のネイルサロン経営者300名をサポートしている開業コンサルタント。経営セミナーの開催など、詳細はWEBをチェック。
http://bionail.info/